期間限定特設ページ
原発関連特設ニュース集(臨時なのでリンク切れはご容赦下さい)

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下水道には放射性降下物が流れ込んできて溜まったりと意外と他人事では無いので今まで見付けたものとか
ニュースの元とかのリンク集を作ってみました。

※土木ということで、除染に係わる方もいらっしゃるかも知れませんが得られる情報を多面的によく調べてしっ
 かりした装備で臨むことをお勧めします、特に内部被曝の対策、作業後の自身が周囲に付着した放射性物質
 をくっつけてきてしまうことにご注意を

放射能の本場(?)ウクライナのガイガーカウンター「TERRA-P+」でちょっと測りました。空間線量は0.08μSv/h
 くらい、道路の汚水枡のところは0.24μSv/hとやっぱり高いですね(横浜です)、下水道の中は幾ら位なんだろう、
 気をつけましょうね、ちなみにこのガイガーカウンターは初期設定で0.3を超えると警告音が出ます。
 もう一度測ったら0.47μSv/hが出ました、ウクライナのガイガーカウンタでは警告が鳴りました、びっくり。

※2上の場所、昨日また測ってみたら線量落ちてました、全部下水道に流れちゃった
  みたいです、下水道関係では放射性物質の影響はこれからが本番ですね、放射性
  瓦礫の各地への移動も始まってますし、8000bq/kg以下は普通に処理して問題無い
  事になってます。あと埋戻しなどに使われる土は産業廃棄物でなく「土」なので特に
  基準値はありません、つまり一度「土」になってしまえば後は不問です、気をつけましょう。


■ 何か動きがある毎に更新 ■
  過去の事故等はニューシアで公開されてます。
     原子力施設情報公開ライブラリー ニューシア(NUCIA)

2016/11/06 週間まとめ

 福島第一原子力発電所の状況(PDF)

特に目立った事故とか漏洩は無し、凍土遮水壁は山側の方で凍って無いとこを
補助工法やる予定のとこがまだ少し。
あとこの凍土遮水壁、ちゃんと凍ってるのかどうだか掘ってみようという計画が
出てますが具体的なことはまだ不明、そんなので遮水性は大丈夫なのかとの
質問には遮水性と凍ってるかは別の話との返答、なんだそりゃ。

ここのところ現地では雨が降ってないのに地下水の汲上げ体制が台風の時の
為の体制からいまだに戻ってないことに対しては染みこんだ水の在庫がまだ地面に
あるからとの回答、いまいち要領を得ない感じ。

1号機のカバーパネルは問題起きなければ来週で終了とのこと。

あと福島第一原子力発電所5,6号機の送電線の接続箇所の鉄塔が何年も点検
されずに放置されてあちこち破断してた件の報告では送電側のグループと発電側の
グループ双方とも相手がやってると思ってたとの状態でずっと放置だったとのこと
でした。

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 報道配布資料

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2016/10/30 週間まとめ

 福島第一原子力発電所の状況(PDF)

凍土遮水壁はまだきちんと効果が出てません、本来はもう出てる筈なんだけど遅れに
遅れています、山側の7箇所開いている部分の内2箇所を閉じて様子を見る事に
なりましたが目標の所までは遠いみたい。

海側護岸の詳細分析結果で地下水観測孔No.1の全βが17000から18000に上昇
これは過去最高値、何故かはきちんと評価できてません。

1号機カバーパネルは順調に解体中、風が心配ですね。

月に1度の中長期ロードマップの進捗状況が発表されました。
 資料 はこちら
 簡単に内容を知りたい方は 概要版

こんな感じで何やっても進まないし上手く行かない、その上新潟県知事にそう簡単には
再稼働させてくれなそうが人が当選したのでこんなことも

 福島第一の廃炉費が拡大見通し 東電の原発事業を分社案 東京新聞

 【報ステ】経産省・東電委の“ウラ会合”が発覚

前にも書いたけど原発が事故起こすと国が傾く、それが3基メルトダウン、これ以上は
もう国が持たないと思うんだけど。
 
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2016/10/23 週間まとめ

原子力規制委員会で第47回特定原子力施設監視・評価検討会が行われました。

 第47回特定原子力施設監視・評価検討会

まだまだ汚染水の問題、それも建屋内にあるやつの見通しはつかないです。
復水器というのに残ってるやつはとても濃いので危険で、そのままでは扱えないので
別の水を混ぜて薄めて・・・とか言ってます、と言う事は汚染水はまた増えてしまう
訳です。

凍土遮水壁については原子力規制委員会はもう全然期待して無くてサブドレンで
引いて浄化して基準以下なら海にというスタンスです。

作業としてはクローラークレーンの作動油漏れが1件、あと東電としては凍土遮水壁
効果期待持てるという前提で開いてるとこを閉めさせてくれと言ってますが、まあ
その東電とは逆に原子力規制委員会が全く期待してないのは上記の通り。

あともし倒れると色々終わりになっちゃう高線量の1,2号機排気筒の内部調査、
ドローンでセンサー下ろしたけど引っかかって落ちちゃって2回失敗、今度は
カメラでのぞきに行ったら設計には無い梁が煙突内にあってそれに引っかかって
しまうので内部の計測は諦めたそうです(後の作業でこ危険な事になる可能性が
残ってしまうので困る)。

それと東電の体質か世の中の事なかれ主義か敷地構外で見つかった高線量の
物質のことの発表を会見終了後に出してきた。

福島県が楢葉町の井出川河口付近の海岸で見つかった
線量の高い汚染物質の件が東電の事故が原因だとの事

 汚染物質の調査結果について(PDF) 東京電力


   写真・動画集
    ケーブル火災の写真が載ってます。アスベスト使ってたりもするようですので
    今後はああいうのあったら風下には居ない方がいいですね

関係各位一斉メール 2016年
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いずれにしろ、降雨に対する備えが年間の平均降雨で台風時の突発でき名ものを考慮
していなかったりいつもの通りの東電っぷりです。

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2016/10/16 週間まとめ
EエリアD5タンク漏洩、これはフランジ形タンクで本来だったらもう使わない筈のもの
がタンク逼迫したため再登板したもの、底部に濃い汚染水が残水してるのでそこに
処理水入れると汚染土が上がるので再処理が必要となる雪だるま式借金みたいな
状態、古いので漏れてしまう事があるという破綻の象徴

G6タンクエリアB7ではタンクの水位低下、これは水位の高いタンクから別のタンクに
バルブを通して水が移動してしまったとのこと、ほんとは当然ダメ。

多核種除去設備建屋内で漏洩、配管溶接部より滴下

色々ぼろが出てきてます。

凍土遮水壁は全体に大体0度を切ったのですが、その効果の程についてはまだまだ
評価しないようです。

いずれにしろ当面は汚染水を入れておくタンクの逼迫が問題ですね。

東京電力 公式 
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    ケーブル火災の写真が載ってます。アスベスト使ってたりもするようですので
    今後はああいうのあったら風下には居ない方がいいですね

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いずれにしろ、降雨に対する備えが年間の平均降雨で台風時の突発でき名ものを考慮
していなかったりいつもの通りの東電っぷりです。

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2016/10/09 週間まとめ
1,2号機排気筒ドレンサンプピット、事故の時にベントして放射性物質をまき散らし
その中はもの凄い放射性物質で汚染されてる煙突の下のとこの溜まり水、いまだに
近づくと死んじゃうとこなので慎重に調査中、サンプリングしてみたところ事故当初と
変らないくらいの非常に高い濃度、規制庁ももし地震でも来て津波でこの高濃度汚染が
海に触られてしまう事を危惧してる訳です。

同じように高濃度汚染水が入ってるのが建屋内の復水器、タンク代わりにされちゃったので
事故当初の濃いのが入ってます。これも津波でも来たら大変なので少しずつ薄めながら
抜いてくそうです(濃すぎて危なすぎなのと、やはり濃すぎて機材を傷めてしまう)。

そのほかフランジタンクの漏洩が一件、本来もう退役している筈のフランジタンクですが
水処理が破綻して現役復帰して漏らしてます。これでも水の処理に問題ないと言い張る
東電。

 東電の考えてるバラ色の公式ビデオ
 2016/10/07 【福島廃炉】凍土方式陸側遮水壁の進捗状況について

 ・・・机上と現実の落差は大きいですね

関係各位一斉メール 2016年
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いずれにしろ、降雨に対する備えが年間の平均降雨で台風時の突発でき名ものを考慮
していなかったりいつもの通りの東電っぷりです。

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2016/10/04 週間まとめ
月末恒例の中長期ロードマップの進捗状況の会見がありました。
資料は こちら , 全体の概略版(PDF)

前回からの目立った変更は一号機建屋カバー壁パネルの取り外しと1,2号機排気筒ドレン
サンプピットの調査の件、そしてたいふうの影響について図が入りました。
ここでも記者さんから図じゃ無くて現場の写真見せて欲しいとの意見がありましたが東電は
見せてくれる気無いみたい、「何か隠してるんでしょう?」との声も上がってました。

一般の会見の方では台風と凍土遮水壁の話、融けたとこに薬注の補助工法をしている事や
台風で予想外の(予想しようとしなかったんでは?)降雨でまだ水が地面に染みこむのを防ぐ
フェイシングをして無いとこから地面に雨水が染みこんで地下水が増加した事などの説明が
ありました。

また逼迫気味のタンクについては汚染水を処理するのに合わせてタンクを設置してるとの
変な言い訳が出てきちゃってましたが、いちおう青天井で作りまくる(実際には限界がある)
という矛盾含みな状態。

ずっと危険性が指摘されていた1,2号機排気筒の調査がやっと始まりドローンでカメラ調査や
線量調査が始まりました。この件で公開された動画が夕方の空にドローンが舞上がってるだけ
の動画だったの記者さんから「馬鹿にしてるのか」との声が上がってました。

関係各位一斉メール 2016年
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いずれにしろ、降雨に対する備えが年間の平均降雨で台風時の突発でき名ものを考慮
していなかったりいつもの通りの東電っぷりです。

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2016/09/25 週間まとめ
台風で地下水位が上がっちゃって報道関係各位一斉メールを連発してる状態でした。
 報道関係各位一斉メール 2016年

21日から23日まで「福島第一原子力発電所護岸付近の水位上昇について」のメールが
連続して出てます。

遮水壁の問題とか、地面に雨水が染みこまないようにする地面の舗装(フェーシング)が
未完なこともあって汚染された地下水がどんどん上がっちゃって大変な感じになってます。
でもこの現場、記者さんもどうなってるのか写真の一枚も見せろといってるのに見せて
くれません、果たして現場はどうなってるのでしょう。

この辺に付いてはおしどりさんが順次詳しく取材して更新してらっしゃいますので詳細は
おしどりさんのサイトを見るのが一番かと思います。

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いずれにしろ、降雨に対する備えが年間の平均降雨で台風時の突発でき名ものを考慮
していなかったりいつもの通りの東電っぷりです。

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2016/09/18 週間まとめ
台風で遅れてた1号機のカバーの解体が始まりました。それにしてもこの台風シーズンに
何でカバー外すのだか、3号機で飛散させちゃった経験を元に飛散防止剤蒔いてるとは
いえ、過去に無かったような台風が出現してる昨今にリスキーな事を。

 福島第一原子力発電所1号機 建屋カバー壁パネル(1枚目)の取り外しについて

あとは1,2号機のサービス建屋のスピーカーケーブルに焦げ後が見つかった。

いわゆる凍土遮水壁についてはまだ凍らないところに補助工法(薬注)して凍らせるように
してる途中、それにしても当初説明されていた効果が全然出てない事から記者さんのほう
から失敗を認めるべきでは?との疑問もちらほらと出始めてます。

このあたりきちんとした評価は次回の原子力規制委員会の特定原子力施設等監視評価検討
会議において東電側から評価資料が出される事になってますが、はたしてどうなることやら。

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2016/09/11 週間まとめ
フランスで発覚した圧力容器の部材の不良の問題、日本中の原発でも可能性あるとの
ことで原子力規制委員会が各事業者に調査を要求、東京電力は福島第二の2,4号機
が対象だそうです。

1,2号機の排気筒の下の所の調査、事故時に大量の放射性物質を吐き出した排気筒、
その基部は人間が近寄れない程で手出しが出来ないままでしたが、水が溢れると危険な
為調査、遮蔽体の影からクレーンで機材を吊って少しずつやってます。

1号機は週明けからカバー側面を取り外していく予定、飛散防止剤を蒔いているとは言え
以前の3号機のように周辺地域にまき散らさないといいですね、今は国道6号線も開通して
しまってることだし。

地下水のくみ上げ量はここのところの台風で4倍増、凍土壁がこれにどう関わっているのかも
まだきちんと評価されていない状態です。
地下水の観測孔の測定値も上がって来ているし、一度諦めて海側遮水壁を解放した方が
いいのではとの記者の声もでてました。

しかしながら東電としてはそれでも尚タンクが逼迫することは無いとの見解です(始めに
結論ありきな気が)。

あとフランジ形タンクの解体したものを刻んで細かくする現場で指の切断の怪我が1名。

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2016/09/04 週間まとめ
危惧されていた台風10号は何とか直撃は逸れてくれたので汚染水溢れないでくれて、
更に機材関係の被害も出てないみたいでとりあえずホッとするところ、ただここのところ
の大雨で汚染水をブロックしようとして凍らせてる途中の凍土遮水壁が一部融けてしまい
補助工法をすることに(いわゆる薬注)を増強することに、凍土遮水壁は実際には機能
しないんじゃ無いかという器具の色が益々・・・。

問題としては1,2,3号機の使用済み燃料の冷却装置の2次冷却系を共用化する為に
配管を繋ぎ替える工事をしていたんですが、そのパイプの中に空気が入っちゃってて
抜けないので一旦断念、冷却自体は元の配管のほうに戻したので無事継続、施工の
再開はまだ対策検討中なので未定。

あとはH2タンクエリアというところでボヤ、結局の所福島第一原子力発電所では日々
増える汚染水との闘いが続いていて、漏れやすいフランジ形タンクを溶接型タンクに
リプレースする作業が急ピッチで続いていて、そんな中で今までも人身事故とか起きて
いた訳ですが、今回は火災、溶接タンクを組み立てるのに内側から溶接していたところ
その外側に仮設のハシゴがあって、そのハシゴの風よけゴムが溶接の熱で燃えちゃった
そうです。とりあえず外側なので内側の人が無事でよかったですね。

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2016/08/28 週間まとめ
モニタリングポストNo.8近傍のダストモニタ「高警報」、この周辺のもう一個のモニタは
何故かよく壊れますので、何かおかしいのでは?と記者から疑問が出てます。
 場所はここ

台風が直撃すると水の処理に関してはキャパシティ超えてしまうことが予想されます。
あと排気筒も心配されます(1,2号機の排気筒が万一倒壊したら全て振り出しに戻る
感じに)。

月に一度の中長期ロードマップの進捗状況がありました。

資料等はここ

全体は大変だと思う人は中長期ロードマップの進捗状況(概要版)だけでもどうぞ

今週のメインは台風10号対策と言うことになりそうですね、

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2016/08/21 週間まとめ
節目の原子力規制委員会の会議が行われました

  第45回特定原子力施設監視・評価検討会
  資料 動画(YouTube)

リスクとしてまだまだ大きい通常の汚染水より5桁高いという建屋内の滞留水の問題、
この超高濃度の汚染水、一刻も早く何とかしないと津波が来た時にドッと海に大放出
と言うことになってしまうので原子力規制委員会は大変危惧してます。
これに対して東電が抜本的な改善に積極的な姿勢を見せない為かなりお怒り。

このことはその日の会見でも記者さんから何故きちんとした対応をしないのか東電に
質問がありました。質問の内容的にはお金が無いから対策を取らないのか?っと
言った内容、きちんとした答えはありませんでした。

で、結局の所この5桁高い建屋内の超高濃度滞留水、例え一旦浄化装置を通しても
メルトダウンした炉心を冷やす為の循環水ですので、またすぐ汚れが戻ってしまい
イタチごっこ、人間の力の及ばなさを痛感させられます。

そしてちょっとニュースになってる凍土遮水壁、これが最終兵器の筈でしたが、今では
単なる手段の一つに、凍る凍らないよりも何よりここ50年で2番目に降雨が少なかった
と言う時にすら効果の片鱗すら顕れないという状態でダメダメ感が漂ってます。

こんな感じでリスクは減らず、汚染水のコントロールはままならず、それでも時々
2020年と言う言葉が出て来る、無理矢理折り合いを付けちゃうと後で困ったこと
になるのでは無いかと危惧します。

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2016/08/14 週間まとめ
7日に1号機のガス管理システムが機器異常、一応これはA,B二系統あるので予備が
働いてなんとか大丈夫。

東電からの資料付き発表が一つ
1F1〜3号機 原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価報告書に
おける温度トレンド誤記について(PDF)

大事な温度管理について発表と報告の値が間違ってましたという話。

あと雑固体焼却設備が不具合で停止、稼働できない期間が長期間になる可能性がある
とのこと、この設備新品だけど、稼働前のテストでも問題起きてたなあ。

その他詳細は夏期で会見無し。
資料は更新されてるので下記を

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2016/08/07 一週間まとめ
7/30に協力会社の作業員さんが倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが
死亡してしまいました。着替えて外に出たところで倒れていたので作業と関係無い
と言っていますが、この暑い中タイベックに全面マスクではそう言われても負担は
大きかったのではと思ってしまいます。ちなみに作業エリアとしてはフル装備では
無くてよかった場所だそうですが、たまたま扱うものの線量が高かった為フル装備に
鳴ったようです。

機器故障、2号機の格納容器の温度を計測している温度計が1個故障で監視対象
から外されて格下げ、元から付いていたもので残ってるのを利用してるんですが、
メルトダウン時の凄まじい熱と圧力でボロボロなので時々こうして評価してダメに
鳴った奴を監視対象から外しています。

事故後に配管とかから差し込んだものもあるので様子がわかなくなるといったことは
まだ心配しなくていいみたい。

凍土遮水壁のほうは次回の規制庁での評価に向けて努力中(凍らないとこに薬注)。

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2016/07/31 一週間まとめ
規制庁でも指摘されていた建屋地下の超高濃度汚染水の件、これとても危惧されていて
今津波とかで外へ漏れ出したら大変なことになるのですぐにでもどうにかしろと言われて
いたんですが、タンクや作業員の被爆の関係からすぐには手が出せない状態とのこと。

昔に漏れた地下貯水槽の観測孔が最近最高値を叩出しちゃってるのは原因不明で調査
と監視を継続(他にも原因不明っての多いなあ)。

凍土遮水壁はまだ効果が出てるとは言え無い、梅雨が終わったから期待したいとのこと
なんだけど、もう全面的に凍らせるのは諦めちゃってるので失敗との声も・・・

あと2号機のミュオンによる透視で溶け落ちた燃料が何処にあるのか見てみた結果の発表

 福島第一原子力発電所2号機ミュオン測定による炉内燃料デブリ位置把握について

測定結果を”評価”した画像が発表されたけど、それですらボンヤリ、結局の所無人カメラ
を送り込まないとはっきりとしたことは言え無くて、それを待たないとどうするかなんて決め
らんない。

それと、これも強烈な汚染で人が近づけない1,2号機排気筒の基部のドレンサンプピット
の汚染水の抜き出しが開始、全部遠隔で出来る様にしてるとのこと、5年以上経ってやっと
ここまできた、その1,2号機排気筒も倒れたら壊滅的なんで問題として残ってる。

月に一度の中長期ロードマップの進捗状況会見が開かれた。資料は下記

 中長期ロードマップの進捗状況 概要版資料(PDF)

地元に文句言われて石棺とそれを連想させる表現を訂正してたけど、それが選択出来るか
どうかを人間が決められる状況では無いと言うのが本当のとこなんだろうけど、そういうとこの
二面性はずっと引きずっていくのだろうなあと。

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2016/07/24 一週間まとめ
原子力規制庁で特定原子力施設監視・検討委員会が行われました。
凍土遮水壁についてが主で、まだまだ東電の思惑通りに行っていないとのことで、
もう一月様子を観察するということになりました。

 特定原子力施設監視・評価検討会(資料と動画も)

果たしてもくろみ通りになるのかどうか・・・

それと、タンクが足りなくて汚染水の処理装置が遊んでて、タービン建屋などの中に
入っている超超・・・高濃度の汚染水(通常の汚染水の5桁上)が減らせない問題、
この状態でまた津波が来ると大変なことに(もう目も当てられない、それこそオリン
ピックも何もかんもアウト)、で、グズグズしてると規制庁がタンクの増設命令出すぞ
と言ってました。

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2016/07/17 一週間まとめ
G1エリアというとこにあるノッチタンクという工事現場でよくあるようなタンク、以前これを
沢山並べて汚染水を一時的に保管しておいたんだけど、何と蓋がないので雨水が入って
漏れちゃったという呆れた失敗をしたというこのタンク、これを片付けるのに中に入った
水をバキュームカーで吸い取ってたら、ホースが外れて漏れちゃいました。

漏れた水は排水路へ流れ込んでしまいましたが、排水路にたまたま水が流れていなかっ
たのと排水路の面積に対して漏水量が少ないので海までは到達していないだろうとの
事でした。

何でホースが外れちゃうんだという事になりますが、まだそれについては分かって無い
そうです。暑さも凄くて労働環境も悪いからミスも増えるだろうなという気もしますが。

都知事選の方の記者会見と重なっている為かあまり記者さん達もいない。

凍土遮水壁の評価については規制庁での監視評価検討会まで内緒とのことでした。

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2016/07/10 一週間まとめ
選挙時は何も起きないか(起きてても選挙が終わってから発表)か、当時の政権への
嫌がらせのインチキ情報しか流れないと言う国なので、大きな事に関しては選挙あけ
まで何も情報出ないでしょう。

ダストモニタのbWが異常値出たけどまだ原因は絞り込めていないとのこと、凍土遮水壁
は固まらなかったとこに薬注して様子見。

あとやはり暑くなってきたので体調不良で倒れた方が1名、色々動きがあるのは選挙あけ
からでしょう、やっぱり。

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2016/07/03 一週間まとめ
まず、当初から問題になってた組み立て式のフランジ形タンクの継ぎ目から漏水、本来この型の
タンクは緊急対応で、継ぎ目の無い溶接型タンクにどんどん交換していく筈でしたが、汚染水の
処理が追いつかないという状態の為使っています(ちなみに本来のタンク寿命は5年)。

1号機のカバー解体現場で作業員さんがクレーンの金具に挟まれて指を切断、この手の事故は
比較的よく聞きますが、今回は明確に爪の根元から切断と言ってました。
綿の手袋とゴムの手袋の2枚重ねでは上手く手が動かせないでしょうし、建屋の作業だとやはり
フル装備ですので暑いし注意力も持たないのでしょう(今は夏期対応で未明から朝までが作業
時間になってるのでそういう大変さも重なってるかも)。

あと大事なことで、6/28に構内の一部で停電して、この停電に大事な設備が結構巻き込まれて
いて、汚染水の処理設備と凍土遮水壁も巻き込まれてました、危ういことです。

先週は月例の中長期ロードマップの進捗状況の発表がありました。

 中長期ロードマップの進捗状況
 概要版PDF

さて、では総合的に今いったいどんな状態なのか、当初からずっと取材をしてらっしゃる漫才師の
おしどりマコ・ケンによる講演会の動画がアップされてましたので是非ご覧ください。

 東京電力福島第一原子力発電所の現在
 20160628 UPLAN おしどりマコ・ケン 「福島原発事故はいま
             〜体当たり(全知全能)取材を続けて5年」

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2016/06/26 一週間まとめ
全然第三者じゃ無い上に(前回分参照)しょうもない内容の第三者委員会の
報告に対する東京電力の対応会見、社長と原子力関係の常務が出てきましたが
中身が中身ですので意味があるのかどうか・・・

福島第一原子力発電所のほうはと言うと、1号機でクレーンの作動油漏れ、あと
怪我人が一名、それと新しい排水路が完成して以前に汚染水を海に流してて
問題になた例のK排水路への流入が少なくなったとのこと、でもその新しい排水路
も海に出て行くんだから何も変らないのが現実、そりゃ分散していけばどんどん
薄くなって表面上の数値は警報に引っかからなくなってくるでしょうけど・・・。

あれ、凍土遮水壁について特記するようなことも無いなあ、いいのか?

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2016/06/19 一週間まとめ
凍土遮水壁は進行中(効いてるかどうかは?)、事故としては2,4号機の漏洩
検知が免震重要棟で見られなくなって故障が判明、途中の電装系を交換して
復活。

で、第三者委員会、桝添氏のほうと掛け持ちで同時期にやってた佐々木善三
弁護士、なんか宿題やってこなかったのにやってきたって言ってるみたいな
状態、なんで炉心溶融がマニュアルに載っていたのに5年間もそれが隠されて
いたのかという新潟県技術委員会の問いに対して「官邸の方からの指示」と
答えるが、それに対して詳しく聞かれるときちんと調べていないで推認しただけ
だったりで、1時間の予定が2時間超えてもグダグダ・・・ニュースだと簡単に
官邸って言っちゃってますが、この官邸、当時だと民主党の総理とその周辺
みたいに印象操作されてて、官邸の中身には当時東京電力の社員も入って
居たんですね。

東電福島第一原子力発電所のこういう動きが選挙前に動くってのはもう当たり前
のことで慣れっこですが、今回も選挙前ですからねえ(汚染水問題とか選挙に
合わせることもあった、オリンピック招致で汚染水のコントロールの嘘も)。

ということで、個人的にはあんなもの第三者でも何でも無いです。

ちゃんと内容に対して報じてるのは

 「マムシの善三」、東電「第三者委員会」でも依頼者寄りの“推認”
                                 郷原弁護士

そしてずっと取材してきた実績を基に質問して第三者委員会が酷いものだと
あばいちゃったおしどりマコさんの記事を

 メルトダウン隠ぺい第三者委員会よりマコちゃんが引き出した回答
               「具体的に言いますと、調べていません!」

基本的にきちんと調べてませんね、おしどりマコさんは全部調べてるし、ごく初期
からずっと取材してるので誤魔化しは通じないんです。

あと大事なこと、以前原子力規制委員会委員長代理を勤めた島崎邦彦氏と
規制庁の面談がありました。

 雑誌科学のサイトに記録が 2016年6月16日の島崎邦彦氏の規制庁面談

先日の熊本の震災から検証された結果によって現在の津波想定と地震動想定が
過小評価になっていると可能性がいう重大な懸念についてです。

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2016/06/12 一週間まとめ
凍土遮水壁がフェーズ2へ移行しました。これで残っていた部分の凍結管の
冷却液のバルブが開けられることになりました。っと同時に凍らない部分に
対しての薬注作業も始まりました。

と言ってもこの薬注、これ自体で水を止めるものでは無くて、地下水の流れ
を緩やかにして凍土壁の氷の成長を助ける為だそうです(地下水の流れが
あると凍らない為)。

そのほかの話題としては新潟県技術委員会の指摘で明らかになった東電の
メルトダウンのマニュアル記載の公表について第三者委員会の検証に出して
いた件(桝添知事と同じ、というかこちらの方が先ですが、東電が依頼して
お金を払った第三者委員会、そういう第三者委員会がどういう結論を出すか
は桝添知事のほうで先に出ちゃいましたが)。

この第三者委員会は弁護士さん3人で構成されているんですが、新潟県技術
委員会のほうで技術者を含めるように言ってたんですが、そうなっていません
でした、結果として第三者委員会の手に負えない部分が沢山出てきて、
新潟県技術委員会に東電が一緒に検証を頼んでるという訳分かんないことに
なっています。

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2016/06/05 一週間まとめ
東電の言い分が事故当初と各所で食い違いが出てるので最初の方から取材
してる記者さん達とだいぶ揉めてます。

揉めてる話題としては事故当時燃料の損傷が5%でメルトダウンと災害対策
マニュアルに書いてあったのに最近、新潟県の検証委員会に追求されるまで
5年もそれを明らかにしなかった問題。

そして何処が到達点でどれくらい効果があるのか、果たして凍るのか、本当に
地下に壁なんか出来るのかずっと疑問にされてる凍土遮水壁、これも以前は
きちんと出来るようなこと言ってましたが、実際にやり始めたらどんどん後退
してしまって、もう実際にはどうなるか分かんないです。

あとサミット中の作業中止も言ってることが滅茶苦茶で社内でもきちんと統一
されてない感じです。

作業としては爆発した1号機の上の瓦礫の吸引作業が始まりました。驚いた
ことに雑草生えてます。

で、全体に作業は遅れてます。凍土遮水壁なんて特に暖かくなってしまうと
困ると思うんですが、それなのにサミットで作業止めちゃってた訳です。

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2016/05/29 一週間まとめ

作業自体はサミットで何も起こさないモード。
で、月例の中長期ロードマップの進捗状況の発表がありました。

 中長期ロードマップの進捗状況
 概要版PDF

普通の会見の方では線量の強い瓦礫(構内で使った廃車とのこと)の扱いが
適正で無かった事を規制庁に指摘された件が話題になってました。
表に向けて言うほど中は安定してないし予定通りには行ってないってこと
なのかな、それならサミット中は異例の作業縮小体制と言うのも分らなくない
ですね、普段言ってるほどの安定が実は無いので有ればメッキが剥がれるのは
避けたいところですし。

あとは海への汚染のことを夫婦漫才師の「おしどり」のマコさんがガシガシと東電に
突っ込んでましたので、それを下に

 海に毎日流れていたセシウム134はどうして評価しなかったの?マコちゃん
 ずーっと質問してましてん
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「おしどり」さんは吉本の芸人さんだけど、原発を事故当初から取材しておられて
いる数少ない方のお二人(ニュースメディアの人たちはさすがに移動になってしまっ
て居る人が多いため)。

このお二人を含め数人はずっと最初っから取材してるので通しで見た時の東電の
説明の矛盾点を突くので相当な厄介者扱いを受けてたりします。
(下手すると専門家より詳しい位)

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2016/05/22 一週間まとめ

凍土遮水壁についてはそろそろフェーズ2への移行のはずだったけど、まだそこまで
行ってないのでフェーズ1です。今後規制庁と話し合って移行するか決めるようです。

あと昔に作られて漏れて廃棄された地下貯水槽の漏れの検出孔の数値が上がって
いるのはそのまま観察中。

連休伊勢志摩サミット中の作業中止について東京電力が適当な返しをするので
がっつり指摘されてます

 都合のいい表現で説明し、マコちゃんに一々指摘されて謝罪する東京電力
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2016/05/15 一週間まとめ

連休明け、そろそろ暖かくなってきますが、そうなるともしかするとまた凍らない問題に
発展するかも知れない凍土遮水壁、今のところは温度が下がってきているとのこと
ですが、評価についてはまだしないとのことで、実際のところどんな結果に至るかは
想像できないとこです。

その他不具合とかは無し(まあ連休中は見守る感じの作業だけですので)。

で、問題として浮上したのが5月の26,27日の伊勢志摩サミット中の作業中止、世界
から沢山の人が来るからだそうです。
ということで、実際に危ないのか、何か起きた時それを発表してメンツがつぶれるのが
嫌なのか、またそうなると安倍総理がオリンピック招致の際に言ったアンダーコントロール
の嘘がまた公になるので圧力でも掛ったのか、かなり謎です。

この点を原発事故当初からみっちり取材してらっしゃるおしどりさんが追求してらっしゃい
ましたので下記を是非

 伊勢志摩サミット期間の廃炉作業停止はテロ対策?リスク隠し?
 国民より伊勢志摩サミットの方が大切?福島第一原子力発電所の作業停止の理由は謎
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2016/05/08 一週間まとめ

連休は会見が無いので特に何も表面上は無し。
報道メール等の緊急のものも無し。

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2016/05/01 一週間まとめ

まず25日に5号機ポンプ室の機器の絶縁診断作業中に発煙、原因は絶縁マットで
養生して作業するところを静電マットを使ってしまっていたとのこと、電気屋さん
そのものなのだけど、やはりこのところ人的ミスが目立つ気がします。

3月末に高温焼却炉建屋で漏洩させてしまった件、バルブの操作の誤りということ
なんだけど、結局原因は分からず終いになりそう、弁に付いてるレバーが管と平行
なら流れる、90度なら止まるという弁なんですが、その肝心のレバーが取れる、
そして90度ズラした位置で嵌まってしまう、更にきちんと確認していない・・・

凍土遮水壁はジワジワ温度が低下中、一週間分データが溜まっただけとのこと。

あとは中長期ロードマップの進捗状況会見がありました。
 中長期ロードマップの進捗状況

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2016/04/24 一週間まとめ

G6タンクエリアで配管フランジ部から滴下漏れ、この流路は新設か既設かの問題が
記者さんから出てました。というのは本来ならもうこのフランジタンクという漏れやすい
タンクはお役御免で漏れる継ぎ目の無い溶接型タンクになったいたはず、だったんで
すが、東電の汚染水管理が甘くて結局フランジタンクの再登板となったので、その為に
新しく配管を引いたのかを聞いた訳です。

今回の部分はそのまま元のを使ったみたいですが、ここのところフランジ部からの漏れ
が多いのできちんと水平展開されてるのか気になるところです。

これも以前から問題になってる地下貯水槽、漏洩検知孔の値が高止まり、これについて
東電は明確な理由を説明できません、記者からは以前に大量に漏らしたのが水受けの
ベントナイトシートに溜まっていて、それの容量も超えて溢れたのでは?との問いにも
きちんと答えられないでいます。

さて、凍土遮水壁ですが、まだ凍ってません、そして評価もまだ、さらに上手くいかな
かった場合のプランBも無し、何処へ向かっていくのでしょうか。

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2016/04/17 一週間まとめ

3月に多核種除去設備で継手部から漏らした件の調査結果は継ぎ手のガスケット(パッキン
みたいなもの)が使用してる薬品の影響で溶けちゃったとのこと。

焼却工作建屋で床に水たまり、調査してみると配管の中の水より薄いので他からのものだろうとの
ことで調査中。

凍土遮水壁はまだまだ効果を評価できないとのこと・・・果たして評価できる時は来るのかな

高温焼却炉建屋で運転上の制限を逸脱、この高温焼却炉建屋もそうだけど、タンク以外に各建屋の
地下室は汚染水を溜めるのに使っちゃってるんですが、その量が規制庁に申請して許されてる量を
超えてしまっていたとのこと。

上でも書いたように各建屋は汚染水を溜めていて少ない空き容量を融通しているんですが、今回は
高温焼却炉建屋の汚染水を処理してくれる装置がメンテナンスで停止した後で試験運転してるのを
本格運転してるのと勘違いして、自分のとこから汚染水が減るものだと思い込んで他所からの汚染水を
受け入れてしまった結果でした。

基本的に管理の連絡不行き届きのヒューマンエラーです(ここんとこ結構多い)。

あとは3号機の作業に向けて遮蔽体の設置が始まりました。
3号機は線量高いのでまだまだ人間が作業できません、そこで遠隔操作で遮蔽のための板をこつこつと
並べていく作業をしています、

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2016/04/10 一週間まとめ

凍土遮水壁は冷却剤が循環してますが、まだ5日目なので凍ってはいないとのこと、今後
どのような情報を公開するかも検討中だそうです。

地下貯水槽観測孔の線量が過去無かった程上昇している問題、どこから来たのか調査中、
過去この近辺で汚染水漏らしてそこの土を回収した事があったり、周囲の作業での影響
なのでは無いかと言うことも視野に入れているそうです(とは言え、遮水シートの間だから
外からとはあまり考えづらい)。

あと会見外で
 福島第一原子力発電所 高温焼却炉建屋水位における運転上の制限の逸脱について(続報)

全体的なとことしてはやはり汚染水の収支があちこち厳しい感じでした。
ALPS(多核種除去設備)の処理がタンクが足りなくなって一時停止してしまいました。

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2016/04/03 一週間まとめ

先週は通常会見以外に凍土遮水壁の会見と中長期ロードマップの進捗状況の会見が
ありました。

多核種除去設備で漏洩、フランジ部からなので同様のところが複数あるので今後も注意が
必要なところ、当然ここは線量高い 
多核種除去設備における堰内漏えい(3月25日) 現場写真(PDF)

外洋にかなりの汚染水を流してたことを隠してたのが問題になったK排水路を港湾内に
出るように付け替え終了・・・とはいうものの、港湾内の水って日に50%入れ替わってるん
だから出るものは出てる訳ですが、それとこのK排水路自体に何処から汚染水が入って
来ているのかの調査が進んでいない上にその予測も確定できない状態、これでは元が
止められない。。

3月31日より冷凍機を稼働、凍土遮水壁フェイズ1、海側全部と山側一部の凍結が始まり
ました(鹿島建設の人と内閣府の人が会見に)。

今回のような大規模なものは例が無く、特殊な環境でチャレンジは初だとの鹿島建設の人
の言葉、冷却管の中を流れてる冷却剤は鋼管を腐食させてしまうので長期間の運用の中で
交換できるようにはなっているとのこと。

効果の点については当初のような主役的な位置付けからその他大勢の一人的に語られる
事が多くなって来てて、東電自体もその効果に疑問を持たざるを得ない状態なのかもと
思わされます(端から疑問は出されてたんですけどねえ)。

果たして効果が出るのか今後に注目されます。

あとはずっと調査が頓挫してた2号機X6ペネ(格納容器貫通部)からの調査、こちらは
その口のところの前の床が汚染高くて作業できない、そこでその床の除染方法が課題
だったのですが、コア抜きのドリルで5cmくりぬくのを繰り返していって床の表面を除去
することになったそうです。

その他、労務災害の通報基準について、一般の場合と福島第一原子力発電所の構内で
違いがあることについて記者さんから問題が提起されてました。

 中長期ロードマップの進捗状況

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2016/03/27 一週間まとめ

高温焼却炉建屋で漏洩、パイプを新しく敷設する為に作業してたところ、そこに繋がる
バルブが開いてて漏れちゃったとのことです。
で、このバルブ、東電としては朝ちゃんと閉っているのを確認したとのこと、でも開いてた。

関係者からヒアリング中、そんなの時間掛けずに分かりそうなもんだけど分かんないのが
東電、こういうのは以前にも何回かあった。開けちゃいけないのに勝手に開いてて、針金で
固定して、それでも開いてるのでバルブの取っ手外しちゃったということが・・・どういう現場
なんだか。

いずれにしても汚染水漏れちゃったので、現場の作業をする人が被爆しながら回収作業を
してるわけですが、その被爆の計画線量を記者に聞かれて答えられないで曖昧な返事を
する、そんなもんだから大荒れに(本来被爆作業時には現場を測るのが鉄則)。

それ以外には1号機の話題、1号機は建屋が爆発した時、屋上がそのまま建屋最上階に
落ちてしまったのでその下がどうなっているのか未だに分からない、そのためクレーンの
先につけた工具で瓦礫をどかして、被さってる屋上の床をくりぬいて下がどうなってるか
調査するそうです。

それと3月25日午後7時42分に多核種除去設備から漏洩、これは汚染水から放射背物質を
ある程度取り除く機械、当然漏らしちゃ駄目ですが漏れます。

全体として東電側の答えが適当で曖昧さが目に付くので記者さん達お怒り、

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2016/03/20 一週間まとめ

まず雑固体廃棄物焼却設備の運用開始、これで文字通り山のようになっていた
作業委員さん達が使用した防護服や下着等を燃やして減容して保管することが
出来るようになります。(元から在った施設は津波で水浸かって汚染水入ってる)

新たに出てきたのが地下貯水槽問題、事故当初、汚染水タンクを造るのが間に
合わない状態で苦肉の策として地面に穴掘って防水して、そこに汚染水を溜め
ようとしたらば漏れちゃって地下を汚染してしまったという地下貯水槽、この汚染
具合を監視するために周囲に掘ってある観測孔が最高値を更新、何か起こって
いるようですが、よく分からないので監視を続けるとのこと。

ちなみにこの地下貯水槽、使っていないはずだったけど、ちょこっと使っていたり、
水が抜ききれないのでまだ900t近く汚染水が入ってます(埋め戻すのも被爆作業
なため、後回し)。

以前海に垂れ流してて問題になったK排水路の港湾内への付け替えは今月中に
終了とのこと(港湾内に出したって海とツーツーなんだけど)。

事故当時マニュアルに炉心損傷5%でメルトダウンとあったのに5年経って今頃
出てきた問題、第一回第三者委員会が開催(お手盛りなので記者さん達から苦情
噴出の会議)。

ミューオンによる2号機の透視の開始、透過力の凄いミューオンを使って原子炉を
透視して溶けた燃料デブリがどうなってるか見る実験、結果はかなり後になってから
とのこと(ものすごく計測に時間が掛る)。

あとはJAEAの廃棄物分析設備が福島第一原子力発電所に設置される計画の説明、
将来燃料デブリが取り出せるようになった時の為の分析施設だそうです。

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2016/03/13 一週間まとめ

汚染水問題は予定通りに進んで無くて、当初急造して漏れてしまったので溶接型
に置き換え予定だった組み立て式のフランジ形タンクが再登板ということになって
しまいました。

ずっと前からタンクが足りなくなるのではという指摘が記者さんたちから出てて、
東電はそんなことにならないって言い張ってたんですけど、やっぱり足りなくなっ
ちゃいました。

この汚染水の問題について当初解決策として出されていた、建屋を囲む凍土遮水
壁ですが、

  第一段階:海側全面閉合+山側部分閉合する段階
  第二段階:第一段階と第三段階の間の段階
  第三段階:完全閉合する段階

という3段階で凍らせて併合するそうです。
この効果についても、どうも当初の思惑通りには行かなそう、というのはこの評価
について、当初は会見でも決定打的な扱いだったんですが、今は色々な対策の
一つになってしまいました。

場合によると凍らないのではないかとか、凍っても抜けが多いとか(地下埋設物の
ところに冷却管を打ち込めなかった)、そもそもこの規模の冷却設備が本当に維持
可能なのかという疑問まで出始めてしまってます。

そしてもう一つの大問題、事故当時の社内マニュアルに則って、炉心溶融を判定・公表
できなかった経緯や原因(炉心損傷5%でメルトダウンと書かれていたのが5年経って
明らかになったという)の問題

この問題、原因は自分たちなのに自分で見繕った第三者委員会に投げちゃいました。
しかもその委員3名のうち2人は以前の国会事故調に虚位説明をした人物であるとして
その不透明さについて永く取材してる記者さんたちが相当にお怒りでした。
・・・まあ東電には馬耳東風でしたが

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2016/03/06 一週間まとめ

3.11が間近ですので砕けた話と重複がありますがと容赦を、
原子力規制庁にて特定原子力施設監視・評価検討会がありました。

 特定原子力施設監視・評価検討会

こっちの会議だと排気塔の問題も認めるんだよなあという・・・

主な問題としては凍土遮水壁に疑問符が付きまとい、今迄東電側が提示してた
汚染水のタンクオペレーションが破綻寸前、というか事実上破綻、漏れやすいし
実際に何度も漏れてるので使用をやめて解体する予定だったフランジ形タンクが
再登板、本当は漏れの無い溶接型タンクにするはずでしたが・・・

ここから暫くはこの凍土遮水壁に審判が下される事になりそうです。果たして上手く
行くのでしょうか?

あと、旧経営陣の強制起訴の件に関してはお答えできないそうです。

月一回の中長期ロードマップの進捗状況会見  中長期ロードマップの進捗状況

見逃せないところとしては凍土遮水壁について、記者から上手く行かなかった場合の
策を聞かれたものの、答えられる材料が無い状態だという問題、毎度予備のプラン
が考えられて無くて「この道しか無い」って感じ。

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2016/02/27 一週間まとめ

月一回の中長期ロードマップの進捗状況会見  中長期ロードマップの進捗状況

見逃せないところとしては凍土遮水壁について、記者から上手く行かなかった場合の策を
聞かれたのですが、具体的な策は無いと言うことを認めてしまっています。
以前の凍結止水では結局きちんと凍らせることが出来ず強引に埋めてしまったのですが、
そのへんはかなり心配なところです。

特に土木の人が見れば当たり前の様に「こりゃ無理だろう」と思う様な通水してる配管を
止水しながら貫通するという最初の案は無しになって、その代わりにその周辺に凍結管を
増やす事になっています。

そうなるとそこに地下水の流れが集中して凍らなくなるどころか地盤を流してしまうのでは
という心配も出てたりします。

そしてもう一つ大問題、この会見の前日、東電が事故当時の初期の段階でメルトダウン
していたことを分かっていたのに発表していなかったことを公表したのですが、それが
また姑息で、会見の場では無く規制庁の方の記者室でついでのように発表、これだと
大手のテレビ局もカメラの準備もないので大ごとをサラッと発表してしまいたい時はこの
手で発表することが多いです(当然テレビ局系の記者もお怒り)。

で、問題の核心は炉心損傷が5%超えた時点でメルトダウンということがマニュアルに
記載されていたのにそれを認めなかった為、実際の対応も遅れてしまっていたのでは
無いかということと、それを5年も黙ってたこと、これを発表させる原因となった新潟県
知事の泉田氏のコメントは下記

 メルトダウンの公表に関する新たな事実の公表についての知事コメント

柏崎刈羽原子力発電所を抱えている新潟県としては看過できない問題なので事故直後
から真剣に東電と向き合って角突き合わせて今回の結果が出て来た訳です。

さて、話は中長期ロードマップの進捗状況会見に戻って、現在の福島第一原子力発電所
の所長は震災当時第2のほうの所長だった増田氏です。

というこで記者があなたはそのマニュアルを承知していたかと何度訊いても答えは
「お答えしない方がいいと思います」で、誤魔化してしまう、知っているなら当然東電
全体でもそれは共有されてて、世間に嘘の発表してたことになるし、知らないとなれば
そんな致命的なことも知らずに原発を運用していたことになってしまいます。

こっそり発表になる案件な訳ですね、今後どうなるかが注目の問題です。

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2016/02/21 一週間まとめ

4号機の使用済み燃料プールの冷却装置で警報、既に燃料は取出し済みですが、
警報自体は配管内の気泡の影響で出たものだそうです。

水漏れが見つかってホット試験が中止になっていた問題は点検口のガスケットに
問題が見つかったので交換部品を手配中、何故ガスケットに問題が起きたのかは
調査中だそうです。

凍土遮水壁は海側からの運用になる様です。この凍土遮水壁東電は自信を持って
いるようですが、当初は地下埋設物を止水しながら貫通するという大変面倒な施工
になっていたんだけど、高線量下で重装備でそんな微妙な作業を出来ないので、
結局のところその工法をやめてしまったのでちゃんと凍るのかどうかもわからない状態

以前の凍結止水(タービン建屋とトレンチの間を凍らせて止水しようとした)での
失敗が思い出されます。
あの時は途中まで凍ったことでまだ凍っていないところに流れが集中してしまい
結局凍らせることが出来なくてモルタルで埋め殺しちゃった。

これから暖かくなるしどうなるんでしょうね。

あ、あと海にドッと流してたのを隠してて問題になってたK排水路、新しい流路が
シールドマシンで掘り終わったそうで、繋ぎ替えを済ますと全部の排水が港湾内
に流れる様になるそうです(港湾内って言っても海だし、毎日半分の水が海と入れ
替わるんですけどね)。

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2016/02/14 一週間まとめ

時々過去最高値とか、一時的に高いとかありますが。廃棄物建屋間連絡ダクトが
去年の12月3日に濃度上がったので1月19日より水位を下げて様子見してたのが
変化が見られないため2月8日から更に水位を低下させてるとの事、何で上がって
いるかは不明(分かることの方が少ないじゃん)。

そしてこれも緊急の課題の一つである保護衣等の問題、事故発生から5年分が
文字通りの山になっています。

外へ持ち出すことも出来ないので敷地内で焼却する訳ですが、その為の焼却の
建物を4棟建てることになってます。
その内の1基目の建物が完成して、実際使っても外に放射性物質が漏れないかの
テストをするはずだったんですが、その放射性物質を閉じ込めるための装置の冷却
部分の点検口から水漏れで試験停止。

そろそろこういう長期に渡る設備も建設される様になってきましたがなかなか上手く
行かないようです。

また、震災前に敷地内で使われていた毒劇物、どこに置いてあったかすらいまだに
分かりません(っというか真面目に資料出そうとしてない感じ)、どれだけが海に流れて
いってしまったのやら。

まだまだ問題は尽きないようです。

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2016/02/07 一週間まとめ

鋼管矢板の遮水壁を閉合して海に汚染水が行かないようにして暫く経ちますが、
その内側の観測孔のNo.1、1-12、1-14 でSr-90 が過去最高値に大幅更新して
います。

  東電資料(PDF)

これについては東電もよく分っていないとの事、今迄海に出てた分を堰き止めて
地面タプタプで、仕方ないから汲上げて混ぜて捨てられる物は海に捨てて捨て
られないものは再び戻してるので汚染水は増え続けて解体予定のタンクにも出番が
回ってくる状態、何時まで持つやら。

凍土遮水壁の方は出来上がったけどまだ稼働できません(影響がクリアになって
いないため)。

あと防護服などのゴミが大量にあるためそれを燃やす焼却建屋のホット試験が
始まるそうです。

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2016/01/31 一週間まとめ

月に一度の中長期ロードマップの進捗状況の会見がありました。
2、3号機の格納容器内部調査が上手く行かず先送り、特に3号機は困難度が
高くて目処がつかなくなりました。

 中長期ロードマップの進捗状況

汚染水を止める為の凍土遮水壁、凍るかどうかも謎と疑問を投げかけられている
ものですが、ニュースで見てるとまるで原子力規制委員会が足止めさせてて稼働
できないような事報じてますが、実際はもし上手く凍って地中に遮水壁ができた時、
一気に地下水の流れが変わってしまって建屋内の高濃度の汚染水が地下水中に
流出してこないかという事について東電側が満足に説明できていない事によります。

この言い訳というかやり方は他の原発の審査とかでもみんな同じロジック、原発を
動かしたい事業者側が規制庁の言ってる書類をきちんと提出していなかったり、
正規の手法でなく別の勝手なやり方で出してそれが出し直しとなって遅れている
のをまるで規制庁が厳しくやってるかの様に言ったり報道してます。

その上そんなこんなで審査に通っても結局九州電力川内原子力発電所なんか
災害時の要でこれがあったからこそ日本の首都が守られたという免震重要棟を
勝手に作らないと言いだしてます。これが通用するようだと机上で審査通ってる
のと関係無く安全性無視の規制違反のものが動いてしまう(動いている)ことに
なります。本当に困った事です。

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2016/01/24 一週間まとめ

あまり情報が出てこない状態、怪我人がお一人、また指を挟まれた方が、なんか
指挟まれる方が多い気がするのは気のせいだろうか、やっぱり綿手袋とゴム手袋
を重ねているから作業性が悪いのだろうかとも。

記者会見では相変わらず東電が当初計画していた汚染水の収支と合わなくなって
いる事への質問が重ねられてました。
また350億円掛けた凍土遮水壁が本当に機能するのか、もしかしたらこれって
失敗なのでは?といった疑問がそろそろ出始めてます。

この凍土遮水壁についてなんで今話題になるかというとそろそろ完成して規制庁の
福島第一原子力発電所についての監視評価検討会の議題になるだろうというところ
からだったりします。

監視評価検討会では東電も情報出さずにいられないので、皆こっちの方を気にして
いる訳です。
過去の凍結止水などの件や問題となるものの多くがこの会議で明らかになりました。
そんな訳で、色々詰まってたものが今後ドッと出て来るかも知れません。

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2016/01/17 一週間まとめ

敷地内のダストモニタで高警報、近くの道路をダンプカーが通過したためと
考えているとの事、それ位で警報出ちゃうという現場な訳です。
で、証拠の濾紙を保存してるかの問いには確認してみますとのこと、普通
ちゃんと取ってあるものでしょうに。

ずっと記者さん達から言われているけどなかなか出さなかった汚染水の
増加の詳細については整理中で近々出すとの事。

あと、目立ったことではタンクの解体現場で怪我人1人、また指先潰して
しまいました。

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2016/01/10 一週間まとめ

凍土遮水壁は海側も掘削完了、装置の繋ぎ込みと凍結剤の注入の作業に
入るとのこと、上手く行くのでしょうか。

2号機の格納容器に貫通孔のX-6ペネ(原子炉格納容器はおもちゃで海賊の
入ってる樽に件を刺す「黒ひげ危機一発」みたいに沢山のパイプが出てて、
X-6ペネとはその一つ、ここから中を覗こうという話、またこういう貫通孔が
沢山あるので地震の際に破断の危険があるというものでもある)、解説の括弧
書きが長くなったけど、このX-6ペネ周辺を除染して人が作業出来るように
しようとしてたのだけど、その室内のダストの線量が上がってしまって作業中止、
原因は研削したダストを吸い込む掃除機みたいな装置のホースが曲がってて
吸い込まなかったため(要はホースを折り曲げちゃったという)。

また、事前に予定したのより地下水の量がかなり多くて大変なのになかなか
東電がその情報を出さないことに記者さん達が怒ったことでやっと少し情報を
出す事になった模様、これでまた新たな事がはっきりするかも知れません。

画像と動画が幾つか追加(1号機のカバー解体支障鉄骨除去)
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2016/01/03 一週間まとめ

年明け早速ですが・・・

福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
かなり急激に上がってる値があるのが

> ※2016年1月1日に採取した地下水観測孔の水のうち、No.1-12のセシウム134、セシウム137、
>全ベータ値の分析結果において、前回値(2015年12月29日採取)と比較して有意な変動を確認。

>    セシウム134前回値  セシウム134今回値 セシウム137前回値 セシウム137今回値
>No.1-12 検出限界値(1.2)未満   350         6.0       1,600

>    全ベータ値前回値  全ベータ値前回値
>        25       5,000
>(単位:Bq/L)

 2号機原子炉建屋内における動物の確認について

 上の資料、何と2号機原子炉建屋内、かなり線量の高いところにキツネが入り込んで居ました。
 当然事故に繋がる問題(あと被爆したキツネも大変ですね)。

画像と動画が幾つか追加
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2015/12/28 一週間まとめ

月に一度の中長期ロードマップの進捗状況会見がありました。

 中長期ロードマップの進捗状況  概略版(PDF)

前々から指摘されていたことだけど、予定通りに汚染水が減らない、それどころか
実際のところ増加してしまっていることが問題になってました。

汚染水が減るというが本来廃炉作業のステップ2で、これは周辺の住民の帰還に
係わってくることなので重要とされているんだけど、今更撤回は出来ないんでしょうね。

ちなみに上手く行くかどうかが危ぶまれてる凍土遮水壁ですが、まだ始まっても
いない状態、このまま冬を越えてしまうと凍らせることが出るのか?との疑問も。

その他年明けには3号機の中をロボットで3Dスキャンして図面を起こすそうです。

こういうのは1号機や2号機でもやってますが、何故そんなことをする必要がある
のかというと、例えば1号機は40年以上前の技術で作られた物で、今みたいに
CADがありませんでした、その上長年にわたる修理や改造で既に図面に無い
配管とかがあるため現在の状態を現物から起こす必要性があるからです。

以前に1号機で床をコア抜きして下の階を調査しようとしたら開けた穴の前に
配管があってびっくりなんてことも実際ありました。

それともう一つ重要な指摘が、現場の増田所長が言う「今後30年から40年の
廃炉の工程」、これ裏付けが無いんですね、4基も並んでダメになっててその上
3基はメルトダウン、いまだに汚染水を量産しながら冷やし続ける、そして
トラブルや死傷者を出し続けるのにそれで何とかなるとでも?という話です。

ちなみに先日規制庁に廃炉の届け出が出された玄海1号、事故起こした訳じゃ
無いのに30年と言われて増す、どれだけ適当か解るというもの。

また、隠れた問題としてバラした原発の保管をどうするのかという問題もあります。
燃料だけで無く原発を構成していた部材その物も大量の放射性廃棄物です。

で、こういった動きが始まってます。

  放射性廃棄物を「再生利用」!? おしどりポータルサイト

建設土木の作業員さんについても言及されてます。目が離せませんね。
 
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2015/12/20 一週間まとめ

ニュースでも出てましたが

 「福島第一原子力発電所 上部階除染装置」の開発

数珠つなぎで日本の原発関連メーカーさんの機械が連なった除染器機、ほんの
少しずつしか除染出来ませんね、大変な時間が掛りそう。

あと、多は目のあった時にまたK排水路はら海に漏れました。

後別会見で

 福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の
 調査・検討結果「第4回進捗報告」について

これについては、使用されてるガスケットの耐用温度の問題が大きな鍵になって
いると言うことが出て来ますが、このガスケットを新造剤にする事については
現在規制庁に認可申請してて柏崎仮は原発から使用されるとのこと、って事は
現在の他の原発は危ないままなんだということですね(この会見、福島第一原子力
発電所事故の解明と言いながら、東電が柏崎刈羽原子力発電所を動かすという
ことの宣伝っぽい感じがした))

・・・ところで、この福島第一原子力発電所の事故ではギリギリのところで免震重要棟
  が完成していたから本州全部がダメになることを避けられた訳ですが、この免震
  重要棟、柏崎刈羽の震災後、泉田知事の強い要請で東電が渋々作った物で、
  何だかんだ言ってもこれが無かったら日本終了でした。
  が、九州電力は川内原子力発電所の免震常用棟やめてしまいました。

  川内原発、免震棟設置せず=事故対応拠点、収容人員減−九電 時事ドットコム

  >九州電力は17日、これまで川内原発(鹿児島県)に事故対応拠点として
  >設けると説明してきた免震重要棟について、方針を転換し設置しないと
  >発表した。設置済みの「代替緊急時対策所」で十分だと主張している。

  理屈が事故前に戻ってますね、こうして防波堤上げなかったのが東電の事故
  だったというのに・・・

  また、柏崎刈羽原子力発電所の中央操作室のケーブルが難燃と可燃ゴッチャで
  で、非常時に燃えてはいけないケーブルの隔壁が倒れていた件、他の原発
  でもポツポツと同じ様な例が、これも事故時に手も足も出なくなる危険性。

  中長期ロードマップの進捗状況  概略版(PDF)

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2015/12/13 一週間まとめ

詳しいことが分らないことづくめですが、地下のトレンチ(電線等を通した共同溝)の
中に入った水(津波で入った物だそうです)、の放射能の濃度が1年前の4000倍に
なっていたところが見つかりました。

東電自体はまだ理由が分らないとしてますが、先日鋼管矢板で地盤から海に毎日
流出してるのを止めて、その矢板が圧力で海側にたわんでいる現在ですから、
ジャブジャブになってる地盤からトレンチに逆流しているのでは?とも考えられて
いる訳です。(この辺は来週の会見で出て来る話なんでしょう)

・・・猛烈に急いで会見終わらしてたのが気になる

関連で国会で行われた山本太郎議員の質問の動画

 山本太郎12/11甲状腺がんの県民健康調査結果について【追及】


  中長期ロードマップの進捗状況  概略版(PDF)

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2015/12/06 一週間まとめ

測量の人が三脚に指挟んで骨折、ERから病院に搬送。

主な話題としては一般作業服で動き回れる範囲を拡げたとのこと、ところがこの
拡げた範囲、何の基準も無い、その点で記者さんに突かれてタジタジ、ここのとこ
法律の無理な当て嵌め運用がたまに出て来る。

サブドレンの汲み上げ水は順調に海に排出継続。

海側遮水壁の鋼管矢板のたわみ、倒れでは無いかとの記者から質問、あまり
明確な答えは無し。

会見外では12月4日)午前8時21分頃、所内電源設備の予備変電所電源設備に
おいて過負荷トリップを示す警報が発生しました。

ついでに柏崎刈羽関係

 概要は

 柏崎刈羽原子力発電所 6号機中央制御室床下のケーブルおよび分離板の
 不適切な設置について

 詳しくはこちら

 柏崎刈羽原子力発電所における不適切なケーブルの敷設に係る対応について(報告)

色々屁理屈言ってますが、ケーブル間違えて配線した上に火災の際に大事な
分離板がきちんと嵌ってなかった。そしてそれが中央制御室の配線、柏崎刈羽って
東電が毎度再稼働させたがってるとこです。そこでコレ。言葉を失うって奴ですね。

  中長期ロードマップの進捗状況  概略版(PDF)

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2015/11/29 一週間まとめ

先週の汚染水の淡水化装置RO2のブースターポンプ出口継ぎ手から漏れたのは
原因は調査中、1系統なので処理自体は問題無いとの事。

トラロープ張る為ピンを刺したところその刺した地中に埋設ケーブルがあって、
それを刺してしまった事で起きた免震重要棟、6900V電源盤所内共通メタクラA系
の地絡警報、免震重要棟1階の電源室のコンデンサ盤より発煙は部品とケーブル
を交換して復旧だそうです。

新しい事としては溜り続けてる汚染された防護衣の焼却設備が完成したので
まずダミーのゴミを燃やしての試験操業に入るとの事(もの凄い量溜ってます)。

あとは結構問題になるかも知れないのが先日塞いだ海側鋼管矢板、海に向かって
たわんでしまって隙間が空いたりして補修してるとの事、東電はこの種の工事では
よくある事と言ってますが、閉合まで何年も放置していたので、そんな現場も無い
もんだと思いますが(塞いだだけで30m以上ある鋼管矢板がたわむって、いったい
どれだけ海に出てたんだって話もありますが)。

 福島第一原子力発電所 海側遮水壁閉合後の埋立地舗装面等の状況について

この辺は地下の汚染水管理の問題ですので下手すると全体に大きな影響が出て
個無いとも限らないので心配なところです。

それと月に一度の中長期ロードマップの進捗状況会見
大きな所では手が付けられていなかった2号機の方針の大まかな決定、結局
最上階のオペレーティングフロアを解体することになったそうです。
この解体、一部解体か全部解体か色々案があったそうですが、一部の場合は
外に足場の建物を作る必要があったりで、その為の地盤が問題になるので
全部解体の方針と言う事になったようです(まあ要するに地盤が悪いんですね、
水でタプタプだし)。

  中長期ロードマップの進捗状況  概略版(PDF)

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2015/11/22 一週間まとめ

今週も漏れ、汚染水の淡水化装置RO2のブースターポンプ出口継ぎ手から漏れ、
原因は調査中、逆浸透膜の淡水化装置は高い圧力で無理矢理濾し取る形に
なるので、根管部分は高圧のループが出来てます。その中からの漏れです。
一般的に海水から淡水を取り出すのと違って中身が放射性物質なのが問題です。
当然放射線による劣化もありますし、にわか作りなのであちこちで問題を起こして
ます。

ラフタークレーンのグリース漏れ、こちらは漏れと言ってもアウトリガー駆動部の
グリース漏れだそうです。構内で使う機械は整備の点で大変難しいものだという
ことでしょう。

大きな事として免震重要棟、6900V電源盤所内共通メタクラA系の地絡警報が発生。
免震重要棟1階の電源室の進相コンデンサ盤より発煙を確認だそうです。
これの原因は、構内旧事務本館横の斜面でトラロープ張る為ピンを刺したところ
その刺した地中に埋設ケーブルがあって、それを刺してしまったということだ
そうです。

たった1本地面にピン打ち込んだだけで重要な電源がダウン、こういうの以前にも
何回かあったんですが、改善されて無いようですね。

こんな感じで毎度の如く問題が起き続けてます。
地震が多いのも気になるとこですね。

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2015/11/15 一週間まとめ

以前にあった高性能多核種除去設備前処理フィルタベント部から建屋内の堰内への
漏えいについて調査結果、弁と駆動部の間の部品付け忘れで弁が開いて無くて
圧力上がって漏れたそうです。 資料
会見では外国製の部品で今まで見た事無いタイプだったとの話も・・・

福島第一原子力発電所 1号機コントロールケーブルダクトからの地下水流入状況調査
結果について 資料

この部分は狭いので止水の作業が出来なかったところ、今回サブドレンを起動した
結果として水位が下がって建屋への流入が無くなったと考えてるそうです。
(但しこれもあくまで推測、東電自体本来の効果を確認出来るまでは何ヶ月かかかる
と言ってるのに、いいとこだけはサッサと報道してしまう)

また、東電側の姿勢として11/6に福島県漁連での説明に使われてた書類で、
従来の告示濃度限度より低いとして出していた数字の元が”排水の告示濃度”で
周辺監視区域(この場合は漁連に説明してる海水)に適用されるものでは無い
と言う事を記者から指摘されてました(違う基準で納得させちゃった訳ですね)。

もし関係無い基準で誤魔化してたのなら大問題なので、このへんはまた次回にでも
キッチリ質問が出て来ると思う。

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2015/11/08 一週間まとめ

まずは海側遮水壁閉合の話、東電の動画

 2015/11/06 福島第一原子力発電所 海側遮水壁閉合作業終了にあたって

さて、なにが大きく進んだかっていうと、まあ海に面したとこの何時までも開いてた
とこを閉じただけで、動画でも分るけど左右と山側は開いてます。

そもそも場所として、この福島第一原発は川が流れてた場所で、尚且つ原子炉の
建屋から海側、つまりタービン建屋側は海を埋め立てた土地、タービン建屋の
足場は岩盤では無く人口の基礎に乗ってます(さすがに原子炉建屋は岩着)。

と言うことで今迄も山側から地下水ザブザブで、平常時は建物が浮かないように
サブドレンで水をどんどん抜いていた訳です。

ところが事故でサブドレンが使えなくなった上に建物内には汚染水いっぱい、
地下水も汚染されて海側遮水壁の閉合してなかった場所からドバーッと海に
流れてたのが今迄。

で、閉合した結果どうなったかというと、当然堰き止められて地下水位は上がり
始めます。
(この時点で動画まで作って「大きく進んだ」って言っちゃうのは本当は時期尚早、
 東電自身も会見では効果が確かめられるまで数ヶ月と言ってるのに)

水位が上がると汚染された地下水で敷地の地面がタプタプになってしまうので
サブドレンと地下水ドレンでそれを汲上げて管理することとなりますが・・・もう
海側遮水壁閉めちゃったので汲上げるしか手が無い訳です。

するともしそのサブドレンと地下水ドレンに問題が出た、例えば処理しても海に
流せないほど濃い汚染水が出ちゃったとかの時はどうするんでしょう?手詰まり
ですね、こういう時は大抵どこでも「そういう事はあり得ない」って言葉がでてくる
もんですね、まあそうなんです毎度。

以前の地下水バイパス揚水井の場合もそうでしたが、今回のサブドレンと地下水
ドレンも複数のを「一度集水タンクで混ぜて」管理します。

コップが幾つかあって、一個には汚い水が入ってるけど一つのバケツに一旦纏めれば
その汚い水は分らなくなるということをまたやってて、コップ一つ一つの管理は
しないとのこと、以前に記者から「それは希釈では?」と問われた東電は怒り気味に
「希釈という言葉は不適切だ!薄い水と濃い水を一つのタンクに入れることは希釈
ではない!」と返し、更に記者が
「希釈でないとすると、なんといえばいいのか。」と問いただすと東電は
「”他の水と一緒にして一つのタンクに入れる”」と答えてたというもう無茶苦茶な答え
をしてたのが管理の実体。

あと、全体の汚染水の事では流路のPE管の何処かから漏れが発生してそこを
通る汚染水の処理ルートが止まってます。

上の漏れとも関係あるかどうか分らないけど、土木の皆様には当然の疑問として
海側遮水壁閉合したのはいいが、地下水位が上がってしまったらそれはそれで
また問題がありますよね、液状化の、地震も起きてることですし、今あそこで液状化
してあちこちで流路が切れると大変なことになるんですが、その辺考えると大きな
進展なんて言ってらんないんですよね。

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